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2008年06月04日

「援助効果向上に関する勉強会~アフガニスタンを事例に」の報告

5月7日(水) 午後7時よりJVC東京事務所においてAid Effectiveness(援助効果向上)についての概説とアクラ会議に向けたプロセスについて市民社会で事前勉強会を行いました。これは、5月14日(水)に援助効果(Aid Effectiveness)に関する第一回目のNGO・外務省の意見交換会が行なわれることに先立って、Aid Effectivenessについて市民やNGOの間で理解を深めようと企画したものです。今回は、アフガニスタンに関する報告書などを活用しながら、ODAの「アカウンタビリティー」について考えました。NGOスタッフや学生など10名ほどの参加があり、アットホームな雰囲気の中、2時間ほど議論しました。

勉強会では、まず「パリ宣言」の内容についての理解を深めました。今年9月、ガーナの首都アクラで「パリ宣言」を各援助国がどこまで達成したかをレビューする国際会議が行われる予定で、今、海外の市民社会は、その会議に向けて提言を準備しています。その内容についても紹介がありました。

次に、アフガニスタンへの援助を事例として検討しました。アフガニスタンでは、現在、治安状況の悪化が進んでおり、政府の正当性も揺らぎ始めています。復興プロセスも遅々として進まず、中でも軍による援助が行われるなど新しい課題が生まれています。このアフガニスタンの現況に対して、二つの国際NGOが「パリ宣言」に基づいて報告書を出しました。一つは、アフガニスタンで活動する国際・国内NGOのネットワークであるACBARのMatt Waldman氏による"Aid Effectiveness in Afghanistan"。もうひとつが、ActionAidによる"Aid Accountability"です。報告書は二つとも、アフガニスタンが現在陥っている外部からの援助への依存と開発復興への資金不足、アフガニスタン政府の能力不足の問題を指摘しています。

レポートの内容の紹介が二人のボランティアから行われた後、援助効果の観点から議論をしました。その中で、政府と対話を進めていく際には、政府が援助の透明性を高めるなどパリ宣言に沿って行動していくことが重要であるとの意見がある一方、援助効果アジェンダそのものにも問題がある点を突いていかなければいけないのではないかといった意見も出ました。

10月にJICAがJBICと統合して新しく生まれ変わります。新JICAがこの「パリ宣言」に対して果たしうる役割も大きくなるでしょう。勉強会を主催したODA改革ネットでも、今後、こうした国内外の文脈を踏まえながら勉強会を重ね、援助の「質」についての議論を市民の間で高めていきたいと考えています。

参考資料

ACBAR レポート リンク先 (原文)
http://www.acbar.org/ACBAR%20Publications/ACBAR%20Aid%20Effectiveness%20(25%20Mar%2008).pdf

ActionAidレポート (日本語要約)
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投稿者 oda_net : 2008年06月04日 18:45

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