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2008年06月28日
☆第一回ODA基礎講座☆
6月27日金曜日の夕方、第一回目のODA基礎講座がJVC事務所において行われました。初回ということで“ODAとは何なのか”というテーマのもと講師の高橋清貴さん(日本国際ボランティアセンターJVC・調査研究担当)が学生6人にODAについて説明してくださいました。
[講義内容の概要]
☆ODAとは何か
☆ODAをする根拠とは
☆ODAの問題点とは
このようなトピックのもと、高橋さんが説明してくださいました。特にODAの問題点についての説明は実際の経験をもとづいたものだったので、実感のわくものでありました。
参加者からも「大学の講義では知ることができなかったODAの新たな一面を知ることができたので参加して本当によかった」などの声が聞かれたので有意義な講座になったことだと思います。
今後もODA基礎講座は開催していく予定なのでなので是非ご参加ください。
投稿者 oda_net : 14:15 | コメント (0)
2008年06月11日
NGO・外務省定期協議会 全体会議が開かれました!
6月6日金曜日の午後に、外務省に於いてNGO・外務省定期協議会の全体会議が開かれ、NGO、一般オブザーバーを合わせて約60名が参加しました。ODAネットも含めたNGO側は、同日に事前打ち合わせ(主に報告、発表内容の共有と確認)を行いこの会議に挑みました。
定期協議会には報告の部と意見交換の部が設けられておりました。会議の流れは以下の通りです。
報告の部
1. JJ統合の状況と今後の展望について外務省国際協力局より報告、それに対するNGO側から質問とそれに続く質疑応答
2. 国際協力に関する有識者会議より、国際協力局からの報告とNGO側からの質問,質疑応答
3. TICADIVプロセスを振り返って、中東アフリカ局とTICAD市民社会フォーラムよりそれぞれ報告、質疑応答
意見交換の部
これまでの五年間に渡る定期協議を振り返り、①全体会合についてはNGO側から、②連携推進委員会と③ODA政策協議会については外務省・NGO双方からレビューと今後への課題・提言などが発表されました。その後、会議への参加者も巻き込んで自由に意見交換を行い、今後の定期協議の充実に向けて議論がなされました。
報告の部1について
JJ統合の経緯と今後の組織編成についての説明がありました。特に重要なのは、有償資金協力と無償資金協力が一体化して形成される新JICAに対して、外務省の権限が強まる点です。ODA政策の企画・立案を外務省が設定することになる今回の統合に、NGOが関与していける余地はあるのかなどが問われました。
報告の部2について
今年1月に提出された中間報告に関して、国際協力政策におけるNGOの位置付け(企業とともに最下層となっています)や、会議中の意見の不一致が両論辺記されていない点、最終報告作成の有無などについてNGO側からの指摘がありました。これに対し外務省側の返答は、国際協力政策へのNGO側からのインプットの必要性を認識しつつも、今後も有識者会議的なものを継続的に持つことには消極的でした。
報告の部3について
TICADIVにおいてアフリカ支援における日本の指導力と行動の欠如が明らかになった点を踏まえ、市民社会の立場から、改めてアフリカの貧困問題への解決につながる日本の行動と説明責任を求めました。経済成長の必要性を認識しつつも、主導すべきはMDGsにそった貧困削減のアジェンダと、提言の具体的な政策化でなければならない点、またグッドガバナンスに則った支援には市民社会の参画が重要な点も強調されました。
意見交換の部では、連携推進委員会を通じてNGO・外務省の協働の具体的成果が表れているなどの報告があり、NGO側と外務省側のアジェンダには共有できるものが見られる一方で、援助効果、市民社会の参画、政策協議会のオープンさなどに関連して今後克服すべき課題も挙げられました。開発途上国において発展を支援するという同じプラットフォームで活動しながらも、NGOがそれぞれ個別の理念を主張する一方で外務省は多数の意見をもまとめあげる責任を持ち、その立場から、外務省はNGO側にも総論としてのまとまりを求める、といった意見も出されました。市民社会側からは、今後も両者で共同の勉強会やワーキンググループ、分科会を開いて、お互いに国際協力援助に関する知識を深めて連携と協働を積み重ねてくことが必要だといった意見が積極的に出されました。
報告 ODA改革ネットワーク東京事務局
投稿者 oda_net : 14:56 | コメント (0)
2008年06月04日
「援助効果向上に関する勉強会~アフガニスタンを事例に」の報告
5月7日(水) 午後7時よりJVC東京事務所においてAid Effectiveness(援助効果向上)についての概説とアクラ会議に向けたプロセスについて市民社会で事前勉強会を行いました。これは、5月14日(水)に援助効果(Aid Effectiveness)に関する第一回目のNGO・外務省の意見交換会が行なわれることに先立って、Aid Effectivenessについて市民やNGOの間で理解を深めようと企画したものです。今回は、アフガニスタンに関する報告書などを活用しながら、ODAの「アカウンタビリティー」について考えました。NGOスタッフや学生など10名ほどの参加があり、アットホームな雰囲気の中、2時間ほど議論しました。
勉強会では、まず「パリ宣言」の内容についての理解を深めました。今年9月、ガーナの首都アクラで「パリ宣言」を各援助国がどこまで達成したかをレビューする国際会議が行われる予定で、今、海外の市民社会は、その会議に向けて提言を準備しています。その内容についても紹介がありました。
次に、アフガニスタンへの援助を事例として検討しました。アフガニスタンでは、現在、治安状況の悪化が進んでおり、政府の正当性も揺らぎ始めています。復興プロセスも遅々として進まず、中でも軍による援助が行われるなど新しい課題が生まれています。このアフガニスタンの現況に対して、二つの国際NGOが「パリ宣言」に基づいて報告書を出しました。一つは、アフガニスタンで活動する国際・国内NGOのネットワークであるACBARのMatt Waldman氏による"Aid Effectiveness in Afghanistan"。もうひとつが、ActionAidによる"Aid Accountability"です。報告書は二つとも、アフガニスタンが現在陥っている外部からの援助への依存と開発復興への資金不足、アフガニスタン政府の能力不足の問題を指摘しています。
レポートの内容の紹介が二人のボランティアから行われた後、援助効果の観点から議論をしました。その中で、政府と対話を進めていく際には、政府が援助の透明性を高めるなどパリ宣言に沿って行動していくことが重要であるとの意見がある一方、援助効果アジェンダそのものにも問題がある点を突いていかなければいけないのではないかといった意見も出ました。
10月にJICAがJBICと統合して新しく生まれ変わります。新JICAがこの「パリ宣言」に対して果たしうる役割も大きくなるでしょう。勉強会を主催したODA改革ネットでも、今後、こうした国内外の文脈を踏まえながら勉強会を重ね、援助の「質」についての議論を市民の間で高めていきたいと考えています。
参考資料
ACBAR レポート リンク先 (原文)
http://www.acbar.org/ACBAR%20Publications/ACBAR%20Aid%20Effectiveness%20(25%20Mar%2008).pdf
ActionAidレポート (日本語要約)
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