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2010年07月14日

2010年度第一回ODA政策協議会に参加して

2010年度 NGO・外務省定期協議会「第一回ODA政策協議会」

■ 日時:2010年7月2日(金)13:30〜15:30
■ 場所:外務省 南893会議室

JVC調査研究・政策提言インターンの篠原利恵が、ODA政策協議会に関わり初めて3ヶ月ならではの新鮮な視点から所感をまとめました。

《報告》
 藤村副大臣の冒頭挨拶から始まり、ODAのあり方見直し最終とりまとめの内容を「実施」するための議論を活発にしていきたいと述べられました。
 
外務省からの報告事項は以下の通りです。
1) 中東アフリカ局の河原一貴氏が「第7回未来のためのフォーラム」へのNGOや市民の参加の募集。
2) 気候変動課の貴島善子氏から、気候変動分野における日本の途上国支援についての報告。
3) 地球規模課題総括課の松浦博司氏から、MDGs達成にむけた国内各種アクターとの恊働についての報告と展望。政府とNGOの現場での協力。また、国内でのキャンペーンを行うためにも協力が必要だということ。さまざまな立場の人、それぞれ分野のアクターがバラバラではなく同じゴールを目指して動いていく事の重要性が述べられました。
4) NGO側から、ODA改革ネットワークの高橋清貴氏から、日本のODAに関する相互審査である「DACピアレビュー報告書」の取り扱いについての報告。

 各種報告が終わり、協議事項に入ります。
1) 「ODAのあり方見直し最終取りまとめに対するNGO提言に関する説」
 まず、このまとめは議論の一席を投じるための検討の結果であり、これで議論が終わる訳ではないという強調がありました。また、これから議論の土台になっていくODA大綱は、パブリックコメントを含め、透明性の高いプロセスで改訂し、現場に反影できるものにしようとの意見が出されました。

2) 「ODAによる農業支援を有機農業中心とする提言」
有機農業は地球環境の未来、地球住民の健康、地球社会の貧困解消の答えになるだろうという、NGO側からの提言に近い議題でした。JICA事業のネリカ米の取り組みを評価した上で、きちんとしたレビューや現状把握が必要だという意見もありました。

《雑感》
 特に興味深かったのは協議事項2番目の、「ODAによる農業支援を有機農業中心とする提言」に関する議論です。
 インターンを開始してこのような会議の場所に出席させていただくのは3度目ですが、全面的に有機農業にしていってほしい、抜本的改革を求めるNGO側、有機農業も取り入れていきたいが、近代農業ともバランスを計り、ニーズに合わせて、場合に応じてやっていくとする外務省側のそれぞれの立場がありました。
 全面的に改革したいNGO側と、ゆるやかに判断していくことを望む外務省側という構図はこの議題だけに留まらず、ODAのあり方に関しても、他の議題に関しても通じてもみられる関係であるように思われました。
 また、この議題に関してのアジア学院の田坂興亜さんの発言に、バルセロナを本拠地とするNGOグレイン(http://www.grain.org/front/)の報告書の紹介がありました。このように情報共有など細かいレベルでの連携を実現することが、実際の成果に直接つながるのではないかと感じました。

日本国際ボランティアセンター
2010年 調査研究・政策提言担当インターン
篠原利恵

投稿者 oda_net : 2010年07月14日 15:09

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